【ベルリン留学】アラビア語、はじめました

ベルリン留学中の【チアキ】です🧞‍♂️


ベルリン自由大学では、4月からSommersemester(夏学期)が始まりました。

私の最初で最後の夏学期は、先学期ともまた違った「挑戦」の学期です。


履修中の授業は、

Modernes Hocharabisch für ABV Einstiegsmodul 1(現代アラビア語)!


なぜ、アラビア語を始めたのかというと…

最も大きなきっかけは「履修登録の抽選に通った」ことでした。


ベルリン自由大学にはSprachenzentrum(言語センター)があり、ドイツ語はもちろんのこと、フランス語、イタリア語、スペイン語、日本語、オランダ語、ロシア語などさまざまな言語の授業を提供しています。


しかし!日本の大学でも同じかもしれませんが、フランス語やスペイン語などのメジャーな言語は大変人気。


しかも、当たり前といえば当たり前ですが、卒業にその授業の単位が必要な学生の履修が優先されるため、留学生には不利なのです。


(冬学期、フランス語・イタリア語・スペイン語全ての授業に応募しましたが、見事に全落ちしました💧代わりに、フランス語🇫🇷とイタリア語🇮🇹を、ベルリン市民向け講座をVolkshochschuleで受けました!この話はまた今度。)


ということで夏学期は、


アラビア語(旅行で訪れたモロッコに再びチャレンジし、自分のアラビア語を試したい)

ロシア語(今、この時期に、「ロシア」という国の言語を学ぶことは大事なのではないか)

トルコ語(ベルリンには多くのトルコ人移民が住んでいるため、彼らとコミュニケーションが取れたらいいな)


で希望を出してみたところ、

ちょうど良い時間帯のアラビア語クラスが、抽選に通ったのです。


そして、早速アラビア語漬けの夏学期が始まったのですが…

噂に聞いていた通り、めちゃめちゃ難しい!


まず、文字が未知。しかも、その文字が単語のどこにあるかで形が変わる

(日本語のように、「あ」は単語のどこにあっても「あ」、ではない)

単語を覚えるのに、何も手がかりがない

(例えば、フランス語やドイツ語を学ぶとき、英語を学んだことがあれば多くの単語が分かる ex. receive vs. recevoir, good vs. gut/イタリア語を学ぶとき、フランス語を学んだことがあれば…ex. fourchette vs. forchetta, cheval vs. cavallo

でも、アラビア語は、少なくとも私が学んだことのあるどの言語にも似ていない!!!)

発音…喉を駆使

(英語の「r」と「l」の違い、どころじゃない!「は」(のような発音)は3個くらいあるし、「あ」も1つじゃない)

授業自体がドイツ語

(単語はアラビア語ードイツ語で覚える。ドイツ語の文法を元にして教えられる。ドイツ語母語話者には簡単な発音も、日本語母語話者には難しかったりする)


でもやっぱり、今までに他の言語を学んできたからこそ、理解しやすい概念もあります。

自分に合った語学勉強法も、英語だけを勉強していた中・高校生のころよりも、よく分かっているつもりです。


そして何より、新しい言語を学ぶことは本当に楽しい!🌈


ベルリンでは多くのアラビア語を目にしますが、これが読める読める!(意味がわかるところまでは、まだいっていないけれど…)


読めることによって、これまでは「よくわからない」ものであった、この文字・言語・文化に親近感を抱くようになったのです。


人は、「よくわからない」ものは「怖い」もの=「敵」と感じる傾向があり(少なくとも私はそう感じています)、

これによって多くの争いが生まれているのではないか、と思います。

無知は無理解を生み、無理解は憎悪を生み、憎悪は戦争を生む」という言葉もあります。

私が言語を学ぶ理由は、これがゆくゆくは世界平和に繋がると思うからです。


だから、私は「日本語教師」という職業に憧れ、目指しています。


昔の記事にも書きましたが、私のトビタテ!留学JAPANでの留学テーマは、「言語を教える人は学ぶ人でもあれ!ベルリン日本語教師留学」というものです。


自身が言語を学ぶことで、それぞれの言語の特徴や、言語そのものの性質はもちろんのこと、学習者の気持ち・悩みまで理解できるようになる、と信じています。


まさに今もアラビア文字を学ぶことで、日本語学習者にとっての「ひらがな」や「カタカナ」という概念を、疑似体験しています。


8言語目は何語を選ぼうか、今からワクワクしています。

Language nerd(言語オタク)目指して、まだまだ精進します!🌍


!شكرا و مع السلامة

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