【オランダ】留学4ヶ月間の振り返り

Hoi! オランダのワーゲニンゲン大学に留学中の辻井美帆です。早いもので、私の約一年間の留学も3分の1が終わりました。年末なので(記事が公開される頃には年明けですが)、私のこれまで4ヶ月間の留学の振り返りをしてみようと思います。個人差があると思いますが、留学前に留学先での生活を思い描いたり、留学中につまずいたりした時の参考になると嬉しいです。

私のこれまでの留学スケジュール

まず参考までに、これまでの簡単な私の留学スケジュールです。


8月

憧れの留学開始。学部三回生までは、研修や旅行、短期留学などで年に一回か二回海外に行っていたのですが、コロナの影響のため約一年半ぶりの海外渡航でした。私の場合は諸事情により、前日に急遽日程を早めて出発したため、全く心の準備ができていない状態で留学が始まったのですが、オランダのスキポール空港についたときには、久しぶりに海外に着いた時に感じる独特の緊張感とワクワクを感じて、留学生活に胸を踊らせました。

到着してすぐ、大学のイントロダクションに参加しました。10人の新入生(私以外のグループメンバーは全てヨーロッパからの交換留学生でした)とメンター2人(オランダ人)の合計12人で、ゲームをしたり街巡りをしたりしました。レクリエーションが多く、留学先で最初の友達を作るとても良い機会でした。

一方、この期間の中で、グループの会話についていけず葛藤もありました。もちろん私の英語力の問題もあるのですが、私以外のグループメンバーが全員ヨーロッパ出身で、国は違うとはいえ似た文化を持っているので、話題や常識、話のテンポが似ていて、日本からきた私が馴染みづらかったのだと思います。

ただ、ちょっと落ち込みながら迎えた最終日に、一人のグループメンバーが「私とは全く違う文化のなかで育ってきたから、あなたと(みほ)と話していると新しい発見がたくさん楽しかった」と言ってくれたことがありました。それまで、馴染めない葛藤があり、文化の違いを少しネガティブに捉えてしまっていたのですが、この言葉は、自分がはるばる日本から来た価値を考え直して、ポジティブに捉え直すきっかけになりました。

飛行機からまっ平な地面とたくさんの風車を見たときに、オランダにきたんだな〜と実感しました。



9月

授業が始まり、より留学らしい生活が始まりました。9月は授業システムや、クラブ活動など、新しい日常生活に慣れるのに多くのエネルギーを費やしました。授業、イベント、宿題、テストと盛りだくさんで忙しかったです。



10月

10月が始まる頃には日常生活にも大学生活にも慣れていたのですが、10月は精神的に一番大変な時期でもありました。買い物の仕方や授業の受け方といった表面的なことができるようになった次のステップとして、もっと深い部分で留学生活に慣れる必要があったからだと思います。例えば「ディスカッションについていけない」「一緒にいて心落ち着く友達がまだいない」など。習得したり克服したりするのに時間がかかる問題が次から次に見えてきて、自分のできなさに落ち込むことが多かったです。同時に、これまでの留学の疲れもあり、一体何のために留学しているのだろうかと考えたり、日本に帰りたいとホームシックになったりすることもありました。

ただ、私自身は、留学中にこのような辛い時期がやってくることは事前に聞いていたので、どこか「これも留学生活の一部だ」と捉えて、どこか冷静に自分の生活を見つめることもできていた気がします。この気持ちのアップダウンは、新しい生活が次第に日常になる中で、留学する誰もが通る時間なのかなと思います。

ちょっと引きこもってネコと過ごしたりもしていました。



11月と12月

二学期が始まりました。このころから、本当の意味でオランダに慣れてきたなと実感することが増えました。やっと「授業中に手をあげて発言する」、「グループディスカッションで主張をしたりきちんと役割を果たしたりする」、「友達との会話の中で冗談を言ったり心の底から笑う」といった、「オランダ人の学生がオランダで当たり前にしていること」を留学生としてできるようになってきたのがこの頃だったと思います。友人ともかなり打ち解け、自分から誘って出かけたりご飯を作ったりする機会もこの時期からずっと多くなりました。

もちろん波はあって、上にあげた例が毎回できていたわけではありませんが、10月にできないと感じていたことができるようになってきたという充実感もあり、楽しい、日本に帰りたくない、と感じる時間が多かったです。

友達と作ったかぼちゃスープ



終わりに…

私の留学経験はひとまずここまでですが、私の留学はあと半年続くので、今後もたくさんのことを経験すると思います。また留学の終わりに、後半の振り返りを記事にできたらなと思います。

それではまた次の記事でお会いしましょう!


0コメント

  • 1000 / 1000