【オランダ留学】交換留学のメリット・デメリット(修士)

オランダに留学中の【みほ】です。

「修士課程中に留学したい」と考えたとき、「正規留学」、「交換留学」、「やっぱり留学しない」など色々選択肢があると思います。今回は、たくさんの選択肢の中から、私が修士1回生の夏から二回生の夏まで一年間交換留学(授業+研究)を選択した経験から、交換留学のメリットとデメリットを考えていきたいと思います。


メリット

1. 学費が安い

私の留学先の大学は正規留学した場合授業料だけで年200万円以上しますが、交換留学の場合は、日本の大学の授業料で海外の大学に通うことができます。オランダだけでなく、イギリスやアメリカなども日本に比べて学費が高額なので、交換留学は正規留学に比べると費用面でお得だと思います。


2. 日本の大学に所属し続けられる

交換留学する場合、日本の大学と留学先の大学の両方に同時に所属することになります。提出書類が多いなど、手続きなどが面倒なこともありますが、困ったときに頼る場所がある、帰る場所があるというのは、安心感があります。私自身、渡航の手続きで困ったときに日本の大学の事務の方に手伝っていただいたり、研究で困ったときに日本の研究室の先輩に聞いたりしました。


3. 奨学金のチャンス

交換留学する場合、日本の団体や企業が募集している交換留学用の給付奨学金制度に応募することができます。もちろん選考が厳しいことが多いですが、無事合格することができれば、日本で勉強する場合より経済面で手厚く支援してもらえます。



デメリット

1. いわゆる普通の就活ができない

修士一回生の秋から留学すると、半年間の留学の場合は就活にギリギリ間に合うか間に合わないか、一年間の場合は海外にいる間に就活が終わっていることになります。オンラインでの採用や、秋の留学生向けの就活などがあったりしますが、留学後に就職を考えている人は、留学準備と合わせて就職活動についてもしっかり考えておく必要があると思います。


2. 休学や留年の可能性

留学内容や、所属先の大学の制度よって休学する必要があったり、在籍期間を伸ばす必要があったりすることがあります。私は休学や在学期間の延長を避けるために、日本の大学の先生と相談して、留学先からオンラインでゼミに参加しています。留学の期間や内容を調整したり、大学と交渉したりして納得のいく方法を探す必要があります。決断や交渉に時間がかかることもあるので、早めに計画を立てておくことをお勧めします。


3. 忙しい

修士1年の秋から留学する場合、修士課程の2年の間に、半年(日本)、一年(海外)、半年(日本)と環境が変わることになります。環境が変わるだけでなく、最初の半年は日本の大学での勉強をこなしながら留学準備(ビザ取得や、奨学金への応募など)、留学中は新しい生活に馴染みながら現地の学生と同じ勉強をこなすことになります。良い意味では充実した生活をできますが、常に日常生活プラスアルファをこなす必要があるので、忙しくなります。



デメリットを考えると、留学を躊躇してしまうかもしれませんが、ここに書いたデメリットは計画次第で克服できることが多いと思います。また、留学にはこの記事で取り上げたメリットだけでなく、留学を通してしか得られない貴重な経験もたくさんあります。私自身は現在留学4ヶ月目ですが、(今のところ)留学してとても良かったと思っています。

留学を決意するにあたって、人それぞれ様々な不安や事情があると思いますが、ぜひ前向きに考えてみてください!

それではまた次の記事でお会いしましょう。


(クリスマスシーズンはあちこちに巨大なクリスマスツリーが飾ってありました。こんなヨーロッパらしい景色を見るたびに、留学して良かったなと実感しています)

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